熟年自転車ひとり旅「ユーラシア大陸横断ツーリング」 後編(2011年7月11日〜20日)
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はじめにスタートまでの出来事を書いておきたいと思います。インターネットでローマ行きの片道の格安航空券を探したがみつからない。
ある旅行会社に行くと、片道航空券では入国できないと言って断られる。次にJBTに行くと、中国国際航空の成田発北京乗り継ぎローマ行の予約が取れる。
ところが後日電話があり、片道航空券では入国できない恐れがあるのでビザを取ってくださいと言われる。
イタリア大使館に電話すると、日本人は90日間ビザなしで滞在できるので観光ビザは出していない。
ローマのパスポートコントロールの係官に質問された場合には旅行目的をよく話してくださいと言われる。jtbにこのことを話し航空券を購入。
ところが4月に入ってjtbから電話があり、中国国際航空の成田ー北京の時刻変更があり、乗り継ぎができなくなったというので、これをキャンセル。
アエロフロートの成田発モスクワ乗り継ぎのローマ行があると言われ、これを購入。
アエロフロートの搭乗手続の時間と自転車の持ち込みの話をすると、自転車については乗せられるかどうかロシア本国に問合せ、後日回答すると言われる。
結果は乗せられることになったが、こんなことはその場で即決してもらいたいものだと思う。
出発前に以上のような面倒なやりとりで疲れた。
7月20日(水)雨のち霧(8:00〜10:30)のち曇(10:30〜16:00)のち晴
サイリム湖手前7qの川原〜五台
走行距離:99.52q

6時目が覚めるとテントを打つ雨の音がしない。止んだと思ってテントを開けるとまだ細かい雨が降っている。
もう一眠りして7時にテントを開けるとまだ細かい雨が降り続いている。8時曜日雨が止んだが深い霧だ。川向のパオでも煙突から煙が上がっている。食事の支度だろうか。
遅い時間と思うかもしれないが、ウルムチ時間で動いているのだろう。雨の止むのを待って9:30の遅いスタート。パオの人が手を振って見送ってくれる。
3qほど上ると舗装が切れてごつごつした石のとても走れる道ではなくなる。。自転車を押して1qほど上ると、締まった砂利道。
2qほど走ると峠の頂上に到着。同時に霧が晴れ、展望がきくようになる。サイリム湖に下ると、湖の向こうにまだ雪の残った山々が見える。
湖畔にはパオが数10軒建ち並んでいる。広々とした湖畔を気持良く走る。湖畔を過ぎると長い長い下り。舗装も良く、交通量も少ない。
最高時速63qが出る。その代わり寒い。レインウエアを着て下る。五台手前10qのところでハンドルをとられる。後輪のタイヤの空気が抜けている。
チューブを交換して走り、16時五台に到着。宿は旅社が3軒あったが2軒で宿泊を断われた。外国人だからのようだ。中国の地方ではまだこんなことが行われている。
泊まれた旅社は宿泊料10元、ベッドがあるだけ、トイレはなく宿の外の空き地。聞いてはいたが 本当だった。
パンク修理をしようと水に入れて調べてみると、パンクではなく、チューブの空気を入れる口金の内側の細いピンのところから空気が漏れている。こんなことは初めて。
修理不能。スペアチューブはあと1本あるが、どこかでチューブを補充しなければ。自転車のトラブルが続く。ウルムチで部品が調達できることを期待して走ろう。
写真はサイリム湖と雪の残った山々。
携帯のカメラではよくわからないか
7月19日(火)晴のち14時頃から曇のち18:15頃から雨
清水河〜サイリム湖7q手前の川原

走行距離:53.11q
6:30に目が覚めてカーテンを開けるとまだ薄暗い。ウルムチ時間だと4:30。北京時間より2時間遅いからだ。
まだ薄暗いのでウルムチ時間で対応することにし、もう一眠り。スタート前には、昨夜ピットツルオカさんに電話し、リアシフターのことについてサポートを受けたので調整を行う。
ディレーラーのロー側のネジを右側にいっぱいに回し、フリーのチェーンの位置を外側から3段目の位置まで持っていく。これ以上動かない。
これであとはフロントのシフトチェンジで走ることにする。今日のルートは川沿いに上流に向かって山間の緩やかな上り。全く下りがなく上りぱなし。
こういうのは厳しい。フロントはインナーに入れぱなし、時速は7〜8q。16:30サイリム湖まで7qの地点から厳しい上り、大型トラックが唸りながら上って行く。
ちょうど川原の向こう側にパオがある。テントサイトにももってこいの場所だ。川の向こう側のパオに行って、テントを張ってもいいかと尋ねると、
気持ち良く了承してくれたうえに、水もこのパオの水道を使っていいと言われる。今日はここでキャンプ。明日厳しい7qを上ることにする。
18:15頃夕食をすませ、川で食器を洗っていると雨が降り出す。クルジア以来の久々の雨。
今テントの中でこのメールを打っているが、冷え込んできて半袖シャツでは寒い。明日雨がやめばいいが。
写真は川の向こう側のパオとわたしのテント
7月18日(月) 晴
ジャルケント〜コルガス〜清水河
走行距離:40.51q

ジャルケントからコルガスは先日自転車で走った道。もう一度走りたい道ではないのでタクシーで。コルガスでは出国審査に大勢の人が並んでいる。
後ろに並んでいると係員が前に来るように案内してくれる。先日のことを覚えていてくれたのだろうか。税関もノーチェック。
中国の入国もこれまで抱いていたイメージとは全く違って極めて友好的。
入国審査では自転車で入国するところを写真に撮りたいと、ヘルメットをかぶってパスポートを手渡しているところを何回かポーズをとる。税関もノーチェック。
これまでに抱いていた中国のイメージとの違いに驚く。こんな状況がずっと続くといいのだが。
12:30清水河という町で、チャーハンを大鍋で薪で作っているのが目につく。客も多いのでこの店で昼食。他の客が隣に座れという。
焼き鳥をすすめてくれたり、お茶を入れてくれたり、おかわりをするようにとか、いろいろ世話をやいてくれる。おかわりしている客も多い。
でも日本のチャーハンの2人前ぐらい。食べ終わって時計をみると13:15。ここで時差があることを思いだした。カザフスタンとは2時間の時差。15:15だ。
先に進むのをやめてこの町に泊まって自転車屋を探すことにする。住宿登記という看板があったので、民宿かと思って行ってみると旅館で、住宿登記という意味は宿泊手続きのこと。
でも40元を35元にして泊まることにする。自転車のリアシフターのアウターがいたんでいて機能しない。これがいたむのは想定外でスペアを持っていない。
自転車屋を探すと2軒あったが部品はない。ウルムチまで行かないと無さそうだ。明日は工夫して走ってみることにする。ウルムチまでは600q。
途中で走るのが厳しくなってきたらバスでウルムチまで行き、部品を調達、交換。そしてバスに乗ったところに戻り、そこからまた走ればいい。明日からはそんな思いで走ることにする。
写真は中国側国境
7月17日(日) 晴
ジャルケント滞在

これまでに5000qほど走ったので、今日は中国行きをやめて自転車整備をする。
リアシフトワイヤーとフロントブレーキワイヤーがささくれだっているので交換、タイヤも交換、ブレーキシューはこれだけ走ったのに大丈夫、まだ使えるので手入れのみ。
信号もないようなところが多かったので、ブレーキをかける場面が少なかったからだ。まずシフトワイヤーを交換しようとするとカバーのビスが動かない。
とりあえずチェーンオイルをぬっておく。次にブレーキワイヤーの交換、これはスムーズにいく。タイヤも新品に交換。これまで使っていたタイヤはスペアとしてとっておく。
これらの作業が終わったところで再度シフトワイヤーのカバーのビスを回してみたが3ヵ所のうち1ヵ所しか動かない。
飽きらめて、ウルムチあたりまで走り、自転車屋を探してみることにする。昼食はホテルでお湯をもらって、キャンプに備えて買っておいたカップ麺とナン。
カップ麺は日本のカップラーメンと同じ。久しぶりに食べたのでうまい。
昼食のあと、一度諦めたシフトワイヤーのカバーのビス回すと動いた。ワイヤーを交換。ところがアウターがいたんでいて機能しない。
とりあえず明日はフロントシフターで走ってみることにする。夕食は中国でのキャンプに備えてガソリンストーブを試しに使ってみることにする。
正常に機能したので、パスタを煮て、トマトの缶詰をかけてみる。やはり久しぶりでうまい。なんだか今日の食事はキャンプしているときみたいだな。
7月16日(土) 晴
アルマトゥ〜ジャルケント バス

土曜日で滞在登録ができるかどうかわからないがオビールへ行ってみると開いている。土、日曜日は半分ダメと思っていたので嬉しい。
登録は入国から5日以内となっているので厳しいかと思っていると、18日に来るように言われる。順番を待っている間に話しをしていた人がここで助け船。
何のやりとりがあったのかわからないが、窓口が一段落するまで待つようにということになった。10ほど待つと申請書が渡される。
ところが多分ロシア語とカザフスタン語。全くわからない。やはり順番待ちのとき話しをしていたもう一人の人が代筆してくれる。
申請書を提出するとすぐスタンプを押してくれる。2人に助けられ滞在登録完了。コルガス行きのバスはガイドブックによると23:30。
このバスでコルガスに行こうと思い、とりあえず席を確保するためバス停に行くと、現在その路線のバスはなく、ジャルケントからタクシーで行くように言われる。
ジャルケント行きのバスは16:30。ホテルに戻りタクシー荷物を積んで出かけようとすると、ホテルのレセプションのところで、
サマルカンドで同じホテルに泊まっていたオーストラリアのサイクリストとバッタリ。再会を喜び、健闘を祈ってタクシーへ。
時間があればもう少し話しができたのに残念。ジャルケントに戻り先日泊まったホテルに宿泊。
7月14日(木) 晴
チャルケン〜ジャルケント
走行距離:69.71q
サルオゼックからジャルケントまでは約200q。2日で走る予定でいたが、無補給地帯が続き、泊まれるところがあればどこでも泊まることにした。
このため3日かかったが、たまたまうまいところにレストランがあり幸運だった。1日70q程度の走行となったが、こういう走りも疲れが残らなくていいなー。
今日はスタートして40qの地点から日陰があり、その後も連日のような日陰を探す心配はなかった。50q地点に町があり、ジュースを購入。
60q地点の日陰で昼食。ジャルケントに着いてガイドブックに載っているホテルがすぐ見つかった。安いので泊まることに。
自転車のフリーの変速機の調子が悪いので、自転車全体の汚れを落とし、細かい部分は歯ブラシで汚れを落とし、注油。
変速機はアジャスターボルトで調整したが一番軽いギアに入らない。自転車店ピットツルオカさんに調整方法をメールで送っていただいたので、明日再度調整してみよう。
バザールがホテルの近くにあったので夕食と明日の朝食を購入。ホテルで記録の整理
が終わったところで停電。今20:30外も暗くなってきた。しょうがないから寝よう。おやすみなさい。カザフスタンではずっと写真のようなところを走ってきた
7月13日(水) 晴
アクタィミエール〜チャルケン
走行距離:72.24q

6:30レストランでマントウとチャイで朝食。おばあちゃんが一人だけ起きて、準備してくれる。まだみんな寝ているようだ。
皆さんによろしくと言って7時スタート。今日も無補給地帯が続く。日陰もない。11:30、50qほど走ったところでようやく橋の下の日陰を見つけ、
少し早いがほかに日陰がなさそうなので昼食。スタートから70q地点に売店があったので水とアイスクリームを買うと、日本人と言ってお金を受けとらない。
嬉しいサービスだ。すぐ近くにレストランがあったのでチャイを注文。ここでもサービス。時間は14:30。ジャルケントまでは70q。
レストランの近くには川が流れ絶好のキャンプサイト。時間は早いがこの先に泊まるところがないといういうので、ここでキャンプ。
川で洗濯と水浴、さっぱりして、夕食はもちろんレストランで。メニューはビール、ナン、ラグメン、チャイ。
7月12日(火) 晴
サルオゼック〜アクタィミエール
走行距離:58.1q

今日は1日中緩やかな上り坂。時速は6〜8q。ガソリンスタンドも商店も何もない全くの無補給地帯。
60qほど走ったところでようやくレストランがあった。16:30ここのレストランの空地にテントを張らせてもらう。
小川が流れ、湧水もあ写真はレストランの人々る。すぐにナン、ショルーウ゛ァ、チャイで夕食。レストランでは大歓迎され、写真を撮ったり、
自転車に乗りたいというので、自転車に乗せたり、大騒ぎ。その後ウオッカをすすめられる。ウオッカはこうやって飲むのだと一気飲み。
強い酒だからきくんだよな。さらに牧場で牛の乳しぼり。みんなよく働く。21時ごろに家族みんなで食事。カザフスタンの伝統料理ベシュバルマックがうまい。
しぼりたての牛乳を入れたチャイが絶品。こんなうまいチャイは今まで飲んだことがない。何杯もおかわりする。
写真はレストランの人々
7月11日(月) 晴
カプシャガイ〜サルオゼック
走行距離:99.77q

景色のいいカプシャガイ貯水池に沿って10qほど上ると、遠くに雪が残る山々が連なっている。
よく晴れているのに、少し霞がかかっている。その後はスタートして50qは商店も民家もない。あきらめて持参の食料で昼食。
ところが食べ終わって3qほど走ると食堂がある、残念。ここから悪路がはじまる。舗装のコールタールが溶けて接着材の上を走っているようだ。
タイヤがべたついてクチャクチャと音をたてている。クルマは雨のなかを走るようにピチャピチャと音をたてて走っている。
スタートして60qあたりから上りが少しきつくなる。写真のように舗装部分はコールタールがくっつくので、路肩の砂利の上を走るが、
砂利がしまっているところはいいが、浮いているところは走れない。この道が20qほど続く。自転車を降りて押したりさんざんなめにあった。
走るのがいやになって、途中にあったレストランと売店で1時間ほどの大休憩。キャンプサイトがあればキャンプをし、
明日コールタールが固まっているうちに走ろうかと考える。休憩を終わり走りはじめて5qほどで普通の舗装になり、しかも下り基調となる。
思い直して今日予定していたサルオゼックまで走ることにする。サルオゼックについて地元の人に聞いたホテルがあったので、
宿泊料の交渉。3000テンゲがいい値だったが2000テンゲで決まり。ところが自転車に戻って荷物をおろそうとすると後輪がパンクしている。
3回目のパンク。ホテルに着いてからでよかった。パンク修理をして空気を入れるとまだ空気が漏れている。2ヵ所バンクしていたのだ。ああ面倒くさい。
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