熟年自転車ひとり旅「ユーラシア大陸横断ツーリング」 後編(2011年6月1日〜10日)
4月18日〜30日 5月1日〜10日 5月11日〜20日 5月21日〜31日 6月1日〜10日 6月11日〜21日 6月22日〜30日
7月1日〜10日 7月11日〜20日 7月21日〜31日
はじめにスタートまでの出来事を書いておきたいと思います。インターネットでローマ行きの片道の格安航空券を探したがみつからない。
ある旅行会社に行くと、片道航空券では入国できないと言って断られる。次にJBTに行くと、中国国際航空の成田発北京乗り継ぎローマ行の予約が取れる。
ところが後日電話があり、片道航空券では入国できない恐れがあるのでビザを取ってくださいと言われる。
イタリア大使館に電話すると、日本人は90日間ビザなしで滞在できるので観光ビザは出していない。
ローマのパスポートコントロールの係官に質問された場合には旅行目的をよく話してくださいと言われる。jtbにこのことを話し航空券を購入。
ところが4月に入ってjtbから電話があり、中国国際航空の成田ー北京の時刻変更があり、乗り継ぎができなくなったというので、これをキャンセル。
アエロフロートの成田発モスクワ乗り継ぎのローマ行があると言われ、これを購入。
アエロフロートの搭乗手続の時間と自転車の持ち込みの話をすると、自転車については乗せられるかどうかロシア本国に問合せ、後日回答すると言われる。
結果は乗せられることになったが、こんなことはその場で即決してもらいたいものだと思う。
出発前に以上のような面倒なやりとりで疲れた。
6月10日(金) 晴
トビリシ滞在
今日は16時にアゼルバイジャン大使館でビザの交付がある。申請時にノープロブレンと言われたものの、なんとなく落ち着かない。
10時ころヨーグルトをおばあちゃんが売りに来る。長屋の人たちがボトルを返しながら買っている。定期的に売りに来ているようだ。
500ミリリットルぐらいのボトルで1ラリ。私も買ってみる。ボトル代を含めて1.5ラリ。
昼食は宿の近くで、石窯でナンのようなパンを焼いて売っている店があるので買ってみる。焼きたてでうまい。ヨーグルトもプレーンなのでジャムを入れて食べるとこれもうまい。
昼食後は今一緒に走っている大司さんと、これから走るアゼルバイジャンのルートを、宿のインターネットを使ってグーグルマップで検討。
15:30タクシーでアゼルバイジャン大使館へビザの受領に出かける。
16時交付と言われていたので10分前に着いたが、交付されたのは16:30。30分遅れだ。旧ソ連の国ぐにの事務能率の悪さは聞いていたとおりだ。
帰りはバスでトリビシ駅へ、駅から宿までは歩いて15分だった。今日も自炊。グルジア最後の夜ということで米を炊いた。やっぱり日本人。米のご飯はうまい。
明日はグルジアからアゼルバイジャンに向かう。天気が良ければいいなー。
6月9日(木) 晴
トビリシ滞在

午前中トビリシ駅近くのバザールへ。食料品や日用品は何でも揃っていて、しかも安い。安いのでいろいろと買いたい食料品があるが、荷物が重くなるので我慢。
宿での自炊用にパン、肉、野菜だけ購入。午後は大司さんの持っている中央アジアの地図を、コピー屋へいってコピー。
その店にはカラーコピーがなかったので、白黒a3版でコピー。1枚0.2ラリ。円で12円程度だが、初めて日本より高いものに出会った。
民宿というよりも長屋と言った方があたっている宿の中庭で、洗濯物を干していると、長屋のおばあちゃんがそんな干し方はダメ、こうやって干すのと世話をやいてくれる。
夕食は荷物を少しでも少なくするためと時間がたっぷりあるので今日も自炊。
写真は民宿タムナ。
6月8日(水) 晴
トビリシ滞在

昨日に引き続きアゼルバイジャン大使館へビザ申請。ガイドブックには午前中申請、当日16時受取、40$とあったが、2日後16時受取、無料。
午後からはガイドブックに載っている直営店のあるワイン工場へ行ったが、ガイドブックの地図の場所は塀で囲われ半分取り壊された建物がある。
これがワイン工場であったのか、地図が違っているのかはわからない。楽しみにしていたのに残念。宿に戻って自転車の手入れと洗濯。
アゼルバイジャンでは今一緒に走っている大司さんが、テントではなくホテルに泊まりたいというので、荷物を少しでも減らして軽くしようと自炊することにする。
先ず食料を減らそうと夕食は今持っているパスタ、スープ、チーズ、コーヒー、それに今日スーパーで買ってきた卵、トマト、きゅうり、惣菜(名前がわからない)、ワイン。
6月7日(火) 晴
トビリシ滞在

タクシーでアゼルバイジャン大使館へビザ申請に。9:30大使館に着くと、すでに4、5人待っている。門のところにはビザの申請受付日と時間が表示されている。
月、水、金曜日の10:00〜12:00。守衛に聞くと明日来るようにと言われる。せっかくタクシーで30分も前に行ったのに無駄足になってしまった。
ガイドブックにはビザに関しては流動的なので注意とあったが、残念。
宿に戻って使い終わったガイドブックや長いサイクルパンツを自宅送ろうと郵便局へ行くと73ラリと言われ、高いので送るのをやめた。
ガイドブックは宿に置いておけば、誰かの役に立つかも知れないし。午後はタクシーでトビリシ市内の観光。メテヒ教会、スィオニ大聖堂、アンチスハティ教会を回ってみる。
メテヒ教会は遠くからみると砦のよう。そして教会からはムトゥクウ゛ァリ川を見下ろすウメリオニ素晴らしい教会。
写真はメテヒ教会
6月6日(月) 晴
ハシュリ〜トビリシ
走行距離:138.16q

お世話になったガソリンスタンドの人と写真撮影のあと、8時スタート。緩やかなアップダウンはあるもののほぼ平坦な道路が続く。
11時ゴリの町に到着。スタート前はトビリシまでは少し距離が長いので、場合によってはこの町で泊まろうかと話していたが、
着いた時間が早いのと、なんとなく活気がなく、暗い感じがする町なので、スターリン像とスターリン博物館をみて、昼食後先に進むことにする。
18:15ようやく民宿タムナを探しあて、とりあえずビザ取得などのため3泊することにする。この宿はクタイシのスリコの家の情報ノートに載っていて、
スリコの家で一緒に泊まった韓国人ツーリストのヨンさんが泊まって、良かったとすすめられていた。住所はわかっていたが、
看板もなにもでていないのに、それほど苦労しないで見つけることができた。情報ノートのお陰だ。宿は長屋のような建物の2部屋。奥さんのラリが如才なく、とてもいい感じ。
ガス、水道、調理器具、食器、調味料、冷蔵庫、有料の洗濯機が使え1泊20ラリ(1200円)。首都のトビリシ駅から徒歩20分のところでこの宿泊料。驚きだ。
今日は140q近く走って、さすがに疲れたので、宿のすぐ近くのスーパーでビールと食料を買って宿で夕食。
写真はお世話になったガソリンスタンドの人
6月5日(日) 曇のち晴れたり曇ったり雨が降ったりやんだり
クタイシ〜ハシュリ
走行距離:103.01q

スリコ、メディコご夫妻に見送られ、大司さんとハシュリという町をを目指す。今日から大司さんとアゼルバイジャンのバクーまでペアランの予定。
シモネティーという町の大衆食堂で大司さんが飲みものを買うと、コニャックを飲んでゆけとグラスに注がれる。
強い酒なのでチビリと飲もうとすると、そんな飲み方はだめといってイッキ飲みをさせられる。確にうまいがまだ9:30だぜ。勘弁してほしい。
11:40心配していた雨が降り出す。バス停があったので少し早いが持参のパンで昼食。
すぐに晴れてきたが、以後晴れたかと思うと、すぐ雨が降り出すという変わりやすい天気が続く。
スタートしてから80qほど走ったあと15qほどの上り。これだけ走ったあとの上りはつらい。
10qほど上るとガソリンスタンドに湧き水があったので立ち寄ると、ワインとロビオとパンをされる。ここでもワインのイッキ飲み。
グルジアではいつもイッキ飲みだ。
このあとワインの勢いで4qほど上ってカフカス一の長いトンネルに着くと、トンネルは通行止、山道を2qほど迂回して上ってようやく下りとなる。
ハシュリの町に入って、この町のホテルを尋ねると、この町にはホテルはない。50q先のゴリというまで行かないとないという。
時間は18:50。とても走れる距離ではない。このガソリンスタンドは広い敷地なので、ここにテントを張らせてくれないかとお願いすると、
快く承諾してくれたうえに、水道はここ、トイレと洗面所はここのを使っていいという。突然のお願いにもかかわらず、とても親切にされ、感謝の気持でいっぱい。
写真は民宿のスリコ、メディコご夫妻
6月4日(土)晴れたり曇ったり
クタイシ滞在
昨日雨で行くのをやめたゲラティ修道院へ。
宿の情報ノートには、修道院行のマルシュルートカは混んで座れないといけないので、乗り場に30前に行ったほうがいいと書いてあったので、
11時発に乗るため、10:30にマルシュルートカに乗ると、空席は3席しかない。発車時刻には満員。立っている人は大変だ。修道院では十字を切って入る人が多い。
中に入ると壁面に描かれたフレスコ画と祭壇部分のモザイクが見事。修道院を出ると12:00、次のマルシュルートカの発車時刻は14:30。
どうやって時間を潰そうかと土産物店を見ていると、タクシーの運転手から誘いの声がかかる。クタイシのバザールまでの運賃は、交渉の結果10ラリ。
バザールをみて回り、とりあえず明日走っている時、こでも食べられるようにパンを買って宿に戻ると、メディコが日本人サイクリストが来ているよと言われる。
大阪から来た大司知矢(たいしともや)さん。彼はイスタンブールから上海まで走り、フェリーで大阪へ戻るという。走るルートはほぼ私と同じ。明日は一緒に走ることにする。
今日の宿泊客は日本人カップル、日本人サイクリスト、韓国人男性、ルーマニア人男性2人、ルーマニア人女性2人、私の9人。スリコが席を盛り上げ何度も乾杯が繰り返される。
ヒロシが明日自転車でトビリシ方面へ向かうので乾杯と言って、イッキ飲みをさせられる。この民宿「スリコの家」では、飲みまくった3泊4日になってしまった。
写真はゲラティ修道院
6月3日(金) 雨のち曇(13:00〜)
朝から雨。やることがないので朝食のときからワインを飲みはじめる。身体の中には夕べの酒が残っているので迎え酒だ。朝から酔っぱらってしまう。
午後になって雨がやんだので、酔いを冷まそうと歩いて観光に出かける。はじめに市街を見下ろすウメリオニの丘にあるバグラト大聖堂へ。
リオニ川を渡って階段を上って行くが、飲みすぎで息が切れる。せっかく息を切らして上ったのに、改修中で周りはフェンスで囲まれ中には入れない。残念。
次にバザールへ。食料品が中心で雑貨も売られている。安いのでごったがえしていて、凄い活気だ。宿に戻って少し横になる。
今日の泊まり客は日本人カップル、韓国人男性と私の4人。17:30頃から昨日に引き続き宴会がはじまる。
オーナーのスリコが客好きの好人物で、みんなのせられてあっというまにワインのグラスがほされてゆく。奥さんのメディコの料理もうまいし、毎晩飲みすぎだ。
チャチャという酒が香りがよくてうまい。ただアルコール43%。これをストレートで飲むわけだから酔わないはずがない。メールも送れず、ベッドにダウン。
写真はバグラト大聖堂
6月2日(木) 曇一時雨(10:30〜11:30)
ポティ〜クタイシ
走行距離:113.25q

キャンプだと暗くなると寝て、明るくなると起きる。極めて健康的。そんなわけで今日は7:30の早いスタート。
セナキという町の手前5qのところで小雨が降り出す。たいした雨ではないのでそのまま走り続ける。ところがセナキに入ると雷を伴って雨が激しく降り出す。
すぐ近くの売店で雨宿り。パラソルの下の椅子をすすめられたので、パンとコーヒーを買って、持参のチーズで食べはじめると、日本人?と言ってソーセージのサービス。
1時間ほど雨宿りのあと、11:30雨がやんだのでスタート。12:15再び小雨が降り出す。閉店されたガソリンスタンドがあったので再び雨宿り。
グルジアでは閉店されたガソリンスタンドが目立つ。12:45雨がやんで薄日がさしてきたのでスタート。
サムトレディアという町のガソリンスタンドで親父と目があったので、一昨日バトゥミでグルジア全土の地図を買おうと本屋を探したが見つからずあきらめたが、
ガソリンスタンドには有るかと思い聞いてみたが、やはりないようだ。でも日本から来たというと、コーヒーを入れてくれ、さらにアイスクリームをだしてくれる。
17時クタイシに着いてホテルを探したがなかなか見つからず、地元の人に聞くと、ホテルに電話してくれ、近くだったのでホテルのオーナーが迎えに来てくれる。
オーナーは酒が好きで話しがあう。自家製の白ワインやチャチャという葡萄でつくった赤と白の酒をすすめられる。
チャチャの白は相当強い酒だ。酒もうまいし、料理もうまいので相当酔ってしまった。
写真はコーヒーやアイスクリームをご馳走になったガソリンスタンドのメンバー
6月1日(水) 午前中晴午後から晴れたり曇ったり
バトゥミ〜ポティ
走行距離:70.45q

町の中心街からボティに向かう幹線道路になかなかでられない。町のなかに道路標識が全くないのだ。道路あなぼこだらけの凸凹道。
これまで走った国ぐにの町中で、これほどひどい悪路ははじめてだ。リム打ちパンクを避けるため何度も自転車を降りるはめに。
交通量はクルマも人も多い。自転車は私以外はいない。道路とクルマに神経を使う。人も飛び出しがあるので油断できない。
幹線道路にようやく出てしばらく走ると、今度は厳しい上り。ここのところ平坦な道路に慣れた足が悲鳴をあげている。
昼頃コブレティという町に到着。昨日食べたハチャプリがうまかったので、又食べてみようと、タクシー乗り場で運転手にハチャプリの店を聞いていると、
ジャポーニャとか言って10数人の人だかり。日本人とフル装備の自転車、サイクルメーター、gpsが珍しいようだ。
このあたりでは結構な人気で、いろいろな人から握手を求められる。昼食後はポティの町まで走り、ホテルに泊まるつもりだったが、15:30頃黒海沿いの海岸に素晴らしいテントサイトを発見。
予定を変更してここにテントを張り、黒海最後のキャンプとする。広い海岸を独り占め。
写真はまたテントの写真で恐縮だが黒海でのキャンプ
前へ ユーラシア大陸TOP ページに戻る 次へ

☆PIT TSURUOKA HOME PAGE☆
MAIL:mail@pit-tsuruoka.jp   TEL:042-581-1361   店舗所在地はこちらから
このサイトは、当店からの情報発信の為のページです。更新時期等、特に決まっておりませんが、入荷があったりしたら更新させていただいております

inserted by FC2 system