熟年自転車ひとり旅「ユーラシア大陸横断ツーリング」 前編
6月3日〜10日 6月11日〜20日 6月21日〜30日 7月1日〜10日 7月11日〜20日 7月21日〜29日

ロカ岬(ユーラシア大陸最西端・ポルトガル)〜ローマ
2007年6月3日(日)〜7月29日(日)

走行距離:3912.99km

6月3日(日)晴

立川―日暮里―成田空港―アムステルダム―リスボン空港 

 成田からオランダのアムステルダムで乗り換えリスボンへ。リスボン空港で自転車と再会。
自転車を入れた段ボールは問題なく、一安心。空港からはタクシーで予約しておいたホテルへ。
いつものことだが到着した日はホテルへ直行。ホテルで落ち着いてからゆっくりと自転車を組み立てることにしている。
時差ボケや荷物を広げて盗難にあったりしないための用心だ。
自転車も全く問題ない。明日ゆっくり組み立てることにする。

6月4日(月)晴

 リスボン市内観光
走行距離:34.62km


朝から自転車を組み立て、自転車を入れてきた段ボールをホテルで処分してもらう。
ホテルの女性もとても感じが良く段ボールの処分を手伝ってくれる。今日は今回のツーリングの実質的な初日。
司馬遼太郎がその著「街道を行く」で歩いたリスボン市内の観光にあてる。リスボンの町は坂が多く、町の中をケーブルカーが走っている。
道路は狭い上に石畳が多く、路面電車も走っている。自転車での観光は厳しい。昼食を食べに入ったパブでご主人が話しかけてくる。
日本からユーラシア大陸最西端ロカ岬からローマまで走りに来たというと驚いている。
年はいくつかと聞かれ65歳だと答えると、自分は62歳であんたより若いけど、このとおり腹が出てとても自転車では走れないという。
そして私のことを他の客に話しかけている様子だ。話の内容はポルトガル語でわからないが、それを聞いた客が握手を求めてくる。

リスボンの海の玄関口コメルシオ広場
6月5日(火)

 リスボン―ロカ岬―リスボン
走行距離:87.7km

 ホテルから待望のロカ岬に向け走り出す。途中で早くも自転車のトラブル。
メーターが作動しなくなる。電池を取り替えてみると正常に作動した。ロカ岬は観光バスやクルマで混んでいる。
ロカ岬と書かれた塔のところで、人がいないところを見計らって写真を撮ろうと思っても、観光客が絶え間なくやってくる。
日本人らしい女性がいたので声をかけてみる。ポルトガルの観光にツアーではなく大阪から一人でやってきたという。
こんなところで日本人に会えたとお互いに写真を撮りあう。

ロカ岬
6月5日(火)

リスボン―発見のモニュメント―カイス・ド・ソレド―(フェリー)―カシーリャス―セトーバル
 走行距離:61.25km


在職中お世話になった職員に絵葉書を出そうと、リスボンの郵便局に切手を買いにいったが、窓口に並ぶことに。
窓口は非常に非効率的で、いろいろな要件の人が並んでいる。切手の販売の窓口があればすぐ用事が済むのに、
窓口が用件ごとに分かれていないので切手を買うだけで1時間近くも待たされた。日本では考えられないことだ。
カイス・ド・ソドレからカシーリャスへテージョ川をフェリーで渡り、セトーバルという町に泊まることにする。観光案内所に行きホテルを紹介してもらう。
紹介されたホテルの女性にはポルトガル語しか通じない。会話集をみながらポルトガル語で1人1泊いくらかとたずねると、自分の手のひらに25ユーロと書いて見せてくれる。
宿泊料を支払って、領収書をくれというと首を振ってそういうものはないという。宿帳らしきものを出して名前を書いてくれという。
パスポートを見せるとわかったようで、自分で書いている。あまり知られていない町ではこういうことがこれからしばしば起こるのだろうと思う。
でも言葉はわからないが雰囲気はとてもイイ感じだ。

発見のモニュメント 日本が発見されたのは1541年となっている
6月7日(木)晴

セトーバル―(フェリー)―トロイア―シネス
走行距離:77.68km


セトーバルからサド川をフェリーでトロイア半島に渡る。砂浜が延々と続く。エメラルドグリーンの海と白浜のコントラストが鮮やかだ。
シネスの町に入って観光案内所を探すが見当たらない。マウンテンバイクに乗った人に観光案内所はどこかと尋ねると、観光案内所はない。
どこへ行くのかと聞かれたので、この町で泊まりたい。安いホテルを探していると答えると、それでは俺が教えてやる。ついて来いという。
ついてゆくとペンションに連れて行ってくれる。ペンションでは言葉がまったくわからない。唯一わかったのはパスポルテ。
パスポートを見せると18ユーロと紙に書いてくれる。安いのでその場で泊まることにする。水道の水が飲めるかと聞くと、ミネラルウォーターを持ってきてくれる。
これからは体調を崩すといけないので、水はミネラルウォーターを買って飲むことにする。

トロイアの港
6月8日(金)晴→曇→晴

シネス―アルジェズール
走行距離:98.73km

アルジェズールという町に入る。今日はユーラシア大陸最西南端サン・ヴィセンテ岬まで走ろうと思ったが、すでに100km近く走っているのでこの町に泊まることにする。
観光案内所へ行きホテルを紹介してもらう。紹介されたホテルへ行ってみると建物も新しい。
バス・トイレつきで1泊20?。外観からはとても安く感じる。

6月9日(土)晴→曇→晴

 アルジェズール―ラーゴス
走行距離:97.49km

ユーラシア大陸最西南端を目指す。日差しが強く長袖シャツを着る。湿気が少ないせいか半袖よりもかえって涼しいくらいだ。
サグレスの町を抜けると荒涼とした感じ。そこにそそり立つ城壁が近づくにつれて威圧感を増してくる。サグレス要塞だ。
この要塞の中で天文学者、数学者、地理学者たちが航海術の研究を行ったという。さらにサン・ヴィセンテ岬を目指す。75mの絶壁の上に灯台がぽつんと建っている。
岬の由来はスペインのバレンシアで殉教したリスボンの守護聖人サン・ヴィセンテの遺体を乗せた船が、この岬に流れ着いたという伝説からきているという。
大西洋から吹き付ける風を受けながら砕ける波を見ていると、地の果てに来たんだという感慨がわきおこってくる。岬を後にラーゴスの町を目指す。
国際リゾート地といわれるだけに港やビーチ、町の中は明るい感じでとても美しい。潮の香りがする。
こういう町では安い宿が見つかるか心配したが、30ユーロのホテルがあったのでそこに泊まることにする。

サン・ヴィセンテ岬
6月10日(日)晴
ラーゴス―ファーロ
走行距離:83.09km

 海岸線を走って、ヨーロッパ各国からバカンス客が訪れるコスモポリタンな町アルブフェイラを過ぎたあたりでハンドルが取られる。
止まってみると後輪のタイヤがパンク。とりあえずスペアチューブに交換。パンク修理はホテルに着いてからにする。
ファーロでは日曜日のためか観光案内所も商店も閉まっている。どうやら開いているのはホテルと飲食店だけのようだ。
この町には民宿があるというので訪ねてゆくと、今はクローズだという。一度ポルトガルの民宿に泊まりたいと思っていたのに残念だ。
それでも20ユーロの安いホテルがあったのでそこに泊まることにする。夕食はホテルで紹介されたレストランへ行く。
レストランでは「ビアプリーズ」といっても英語が通じない。会話集を見ながら注文する。
最後にデザートにアイスクリームを注文したがやはり通じない、見かねた近くの客が頼んでくれる。
でもウエイターが一生懸命聞いてくれ、とても感じが良いレストランだった。
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